[logic-ml] セミナー案内

KASHIMA Ryo kashima at is.titech.ac.jp
Mon Jan 21 17:18:35 JST 2013


数理論理学セミナーのご案内

日時:1月25日(金)15:00から
場所:東京工業大学 大岡山西8号館W棟11階 W1101セミナー室

話者:宮部賢志(京大数解研)
題目:一様Kurtzランダムネスに対する独立性定理
概要:
アルゴリズム的ランダムネスでは,ある2進無限列がランダムかどうかについて,様々な定式化を与える.
Martin-L\"ofランダムネスはそのうちの一つで,次のような結果が知られている.
「ある列がMLランダムであることと,その列の奇数番目の文字の列AがMLランダムかつ,偶数番目の文字の列が,Aから見てMLランダムであること,が同値となる」
この定理はvan Lambalgen's Theoremと呼ばれているが,日本語では独立性定理と呼んでいる.

ランダムネスの理論では様々なランダムの概念を考察する.
他のランダムの概念に付いては,独立性定理が成り立たないことが知られていたが,筆者は一様相対化の場合は,Schnorrや計算可能ランダムについて,独立性定理が成り立つことを主張した.
その後,Demuthランダムネスについても同様の結果が知られている.

本発表では,Kurtzランダムネスの一様相対化の場合の独立性定理について報告する.

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問い合わせ先:鹿島 亮(東京工業大学)
kashima at is.titech.ac.jp




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