[logic-ml] PPL サマースクール 2019 のご案内

Kohei SUENAGA ksuenaga at gmail.com
Mon Jul 29 10:57:50 JST 2019


皆様,.
(重複してお受け取りの場合はご容赦ください.)

京都大学の末永と申します.
日本ソフトウェア科学会大会と同時開催される
PPL サマースクール 2019 のご案内です

今年は,ダイラムダ株式会社の古瀬淳さんに,
ブロックチェーンやスマートコントラクトについて
ハンズオンを含むセミナーをお願いしました.
これらの技術に形式検証等の技術がどのように役に立つか,
という話もしていただく予定です.

近年よく耳にするこれらの技術ですが,
実際に動かしながら学べる機会は貴重ですので,
どうぞ奮ってご参加ください.

事前の参加登録が必要です.以下の Web サイトから
ご登録の上ご参加ください.

よろしくお願いいたします.

PPL 2019 サマースクール幹事
末永幸平

--
PPLサマースクール2019:  ブロックチェーンと形式検証

Webページ:http://ppl.jssst.or.jp/index.php?ss2019
参加登録:https://jssst2019.wordpress.com/participation/

日本ソフトウェア科学会 プログラミング論研究会 (PPL) 主催
日本ソフトウェア科学会第36回大会 併設企画

講師:古瀬 淳(ダイラムダ株式会社)

2019年8月26日(月) 10時~17時 (9時30分 受付開始)
芝浦工業大学芝浦キャンパス
(〒108-8548東京都港区芝浦3-9-14)

* 概要

ブロックチェーン技術というと,仮想通貨,仮想通貨というと,投機,規制,
などの話題がどうしても先行しがちだが,技術面では,暗号,分散環境,プロ
グラミング言語,形式的検証などの計算機科学最先端の技術が沢山使われてい
る. このサマースクールでは,ブロックチェーン技術におけるこれらの理論
面の関わりを,主にプログラミング言語に比重を置いて紹介し,実際に現在使
用されているスマートコントラクト環境であるTezosのテストネットを使った
実習を行う.

* 講師紹介

古瀬 淳 (Jun FURUSE; ふるせ じゅん)

ダイラムダ株式会社代表取締役,Tezos Japan 理事.2002年パリ第七ディドロ
大学博士課程修了,Ph.D.関数型言語の型システムの研究を行う.以降,
LexiFi?,Jane Street Capital,Standard Chartered Bank 等で主に堅牢な金
融システムを関数型言語による開発に従事.2018年から第三世代ブロックチェー
ン技術である Tezos のコア開発チームに唯一の日本人として参加している.

* プログラム(予定)

9:30 - 10:00 受付
10:00 - 11:30 第1部: 通貨とブロックチェーンへのイントロダクション
11:30 - 13:00 昼休み
13:00 - 14:00 第2部: ブロックチェーンの基礎と Proof-of-stake
14:00 - 16:00 第3部: スマートコントラクトハンズオン
16:00 - 16:15 休憩
16:15 - 17:30 第4部: ブロックチェーンと形式検証

第1部: 通貨とブロックチェーンへのイントロダクション

通貨と通貨の歴史について概観し,オープンな分散データベースであるブロッ
クチェーンが,なぜ仮想通貨の基盤として用いられているのかを解説する.ま
た,ブロックチェーンや仮想通貨基盤における安全性の重要性について議論す
る.

第2部: ブロックチェーンの基礎と Proof-of-stake

ブロックチェーンの技術的詳細について解説する.また,代表的な合意形成ア
ルゴリズムである proof-of-work (PoW) と proof-of-stake (PoS) について
解説する.

第3部: スマートコントラクトハンズオン

スマートコントラクトは,ブロックチェーン上で動作する通貨授受をともなう
契約自動執行プログラムであり,近年 Ethereum や Tezos において実装され
ている.今回は参加者の持参する PC の上で Tezos のスマートコントラクト
を実際に記述し動作させてみる.

第4部: ブロックチェーンと形式検証

ブロックチェーンや,その上で実装される仮想通貨,スマートコントラクトに
おいては,その安全性が非常に重要である.これらが安全でなかったためにこ
れまでに起きた事象をいくつか取り上げ,安全性を保証するための手法である
形式検証がどのようにブロックチェーンやスマートコントラクトに使われてい
るかを解説する.

* 参加費
学生会員1000円, 学生非会員2000円, 一般会員2000円, 一般非会員3000円

参加ご希望の方は,日本ソフトウェア科学会第36回大会および併設イベントの
参加申し込みページ
https://jssst2019.wordpress.com/participation/
からお申し込みください.事前登録をお願いしております.

* 受講者へのご連絡

ハンズオンのパートは,ノート PC をご持参いただけるとよりお楽しみになれます.
事前準備については,参加登録された方にメールでお知らせいたします.


-- 
Kohei Suenaga (末永幸平), Ph.D
Associate professor (准教授)
Graduate School of Informatics, Kyoto University
(京都大学情報学研究科)
ksuenaga at gmail.com
http://www.fos.kuis.kyoto-u.ac.jp/~ksuenaga/


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