Git と GitHub について †

Git はバージョン管理システム(version control system, VCS)と呼ばれるソフトウェアの一種である．バージョン管理システムはプログラムなどのファイルの更新履歴(作成，修正の日時，変更内容)を管理するためのシステムで，特定の日時におけるファイルの状態を回復したり，ふたつの時点の間でどのような変更がなされたかなどを確認するために使われる．

GitHub は，Git を使ってソフトウェアのソースコードなどを管理するためのクラウドサービスで，ファイルをGitHubのサーバ上に保存するだけでなく，複数の開発者で協調して開発を進めたり，部外者からの不具合レポートの報告を管理したり・部外者からの修正案などを取り込むための機能など，ソフトウェア開発のためのソーシャルネットワーク的な機能も備えている．

この講義では，Git と GitHub の(非常に一部の)機能を使って，宿題の提出管理を行う．

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BlueJ と GitHub の連携 †

BlueJ は Git を使って，プロジェクトに含まれるファイル(ソースコードやREADME.TXTなど)を手元のコンピュータだけでなく，GitHub に保存することができる．上で述べたように，VCS にはファイルを保存するだけでなく過去の状態に戻ったりする機能もあるが，BlueJ からはその豊富な機能を使うことは(今のところ)できない．単に，GitHub上にファイルの保存ができる程度である．

GitHub上に保存されたファイルは別のPCのBlueJからも読み込むことができるので、複数のPCで作業をしたい人にはそれなりに便利である。

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Gitのインストール方法 †

参考図書(オンライン): Pro Git (https://git-scm.com/book/en/v2/) の1.5節

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Windows †

教員/TAにユーザがいないので、ベストな方法がよくわからないが、GitHub Desktop をインストールするのは悪くないチョイスに見える。その他、https://git-scm.com/ からダウンロードして単体でインストールのでも間に合いそう。

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macOS †

https://git-scm.com/ からダウンロードして、単体でインストールしてもよいが、今後のことを考えると、Homebrew というソフトウェアパッケージマネージャを経由してインストールするのがおすすめだろう。https://brew.sh/index_ja の指示に従って Homebrew をインストールした後、ターミナルで、

brew install git

を実行して git をインストールしてください。

git --version

を実行して、

git version 2.7.4

などと表示されればＯＫ．

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Linux (Debian, Ubuntu) †

おそらく最初からインストールされている場合も多いような気がするが、端末から

sudo apt-get install git

を実行する。

git --version

を実行して、

git version 2.7.4

などと表示されればＯＫ．

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