知能情報学専攻 ソフトウェア基礎論 (2010年度冬学期)

日時 火曜日3限(13:00〜14:30)
場所 工学部10号館4階第二講義室

講義内容(シラバスより)

数理論理学的手法を用いたソフトウェア科学の基礎理論について講述する.特に、 プログラミング言語の形式化と意味論、また,型システムとプログラムの安全性な ど,形式化を用いたプログラムの性質に関する議論をする.

お知らせ

成績評価についてQA

演習システムの評価はスコアによる相対評価でしょうか。 それとも一問50/150点による評価でしょうか。
絶対評価ですが,1問1/3点にするかどうかは答えません.
レポート課題は50点を問題数で割り振る形式でしょうか。 例えば二つ解いたら一問あたり25点、といったぐあいでしょうか。
まあそんな感じですかね.どれを選んだから配点が高い,とか,そういうこと はありません.(もちろん,書けばなんとでもなるような課題は質も求めます が.)
ノートをとっていなかったため、講義で証明されたメタ定理が どれだか忘れてしまったのですが、基本的にテキストで証明してある定理以外を 証明すれば大丈夫でしょうか。
基本的にはそうです.中間レポートの問題はもちろん除きます.

講義スケジュールと配布資料

date講義内容(予定)配布資料
10/5事務連絡;導入;自然数の加算・乗算・比較と導出システム(1)配布資料(0), テキスト第1〜2章
10/12自然数の加算・乗算・比較と導出システム(2)
10/19(出張により休講予定)
10/26メタ定理と帰納法による証明(1)
11/2演習演習システムの使い方
11/9メタ定理と帰納法による証明(2), 整数・真偽値式の評価テキスト第3〜4章
11/16整数・真偽値式の評価,定義・変数束縛と環境
11/23(勤労感謝の日)
11/30定義・変数束縛と環境,関数と再帰テキスト第5〜7章
12/7関数と再帰,静的有効範囲と名前無し表現 テキスト第8〜9章
12/14静的有効範囲と名前無し表現,リストとパターンマッチング
12/21型システム(1)
1/11 型システム(2)テキスト第10章
1/18 型推論
1/25 (第一級)継続 配布資料(11),配布資料(12)
2/1 参照 配布資料(13)

参考図書

  1. Benjamin C. Pierce. Types and Programming Languages. The MIT Press, 2002.
  2. Daniel P. Friedman and Mitchell Wand. Essentials of Programming Languages. The MIT Press. Third edition. 2008.

igarashi@kuis.kyoto-u.ac.jp
Last update on $Date:: 2011-07-15 10:00:57 +0900#$